病理診断科

当院では、昭和33年の開設時より病理診断を実施しており、当時の病理診断業務は臨床検査課に包括されていましたが、平成20年に病理診断科として独立しました。

当科は日本病理学会認定施設、日本臨床細胞学会認定施設に指定されており、病理専門医及び細胞診専門医の資格を持つ常勤医師2名(うち分子病理専門医1名)、非常勤病理医4名、臨床検査技師6名で運営しています。臨床検査技師の内訳は日本臨床細胞学会認定検査士4名、認定病理検査技師1名です。

また、病理専門医研修プログラムの一環として北里大学、順天堂大学の連携施設となっています。

他施設と同様、①組織診断、②術中迅速診断、③細胞診、④剖検を行っています。詳細な内容に関しては病理学会ホームページ等を閲覧してください。この中でもとくに剖検例に関して初期臨床研修医を対象とした臨床病理カンファレンス(Clinico-pathological conference, CPC)に力を入れています。CPCとは、治療の甲斐なくお亡くなりになったのちに剖検をさせていただいた患者さんに対し、放射線診断医、臨床医、病理医、他種職の医療従事者と合同で再度検討を行い、今後の医療に還元してゆくための検討会です。当院では毎月1回のCPCを行ってきましたが、ここ3年ほどはコロナ禍の影響もあり2か月に1回となっています。 その他、院内では腎生検カンファランスや外科医との手術検体の検討を行っています。

部長は非腫瘍性肺疾患を専門としており、他院からのコンサルトも受けています。