- 研修医 × 専攻医/上級医 キャリア対談シリーズ Vol.1【産婦人科編】-
「なぜこの病院を選んだの? 先輩・後輩医師の最初の印象」
司会者: 今回は産婦人科から、研修医M先生と専攻医Y先生にお話を伺います。まずは自己紹介をお願いします。
専攻医Y: 関東労災病院産婦人科の専攻医Yです。医師4年目で、東大医局入局2年目になります。初期研修は順天堂静岡病院で行いました。
研修医M: 関東労災病院初期研修医2年目の研修医Mです。将来、産婦人科に進むことを決めていて、専攻医Y先生と同じ東京大学産婦人科医局に入局する予定です。
司会者: 研修医M先生が当院を選んだ理由は?
研修医M: 初期研修で救急の初期対応をしっかり身につけたかったことと、整形外科・スポーツ整形外科が強い当院に魅力を感じたからです。関東労災病院は二次救急で様々な症例を経験でき、初期研修医がファーストタッチできる点が特に強みだと感じました。
司会者: 専攻医Y先生から見て、研修医M先生はどんな印象でしたか?
専攻医Y: 1年目から積極的に診療を手伝ってくれて、すごく真面目な印象でした。色々お願いしやすくて、とても働きやすかったです。
司会者: 研修医M先生から見て、専攻医Y先生はどんな印象でしたか?
研修医M: 優しくて、本当にたくさんのことを教えていただきました。手技やモニターの見方など、気になることを質問すると、その場ですぐに答えていただき、後で教科書などでしっかり教えていだけたので、とても勉強になりました。
二人は、なぜ「産婦人科」を選んだのか
司会者: 専攻医Y先生は、医学生の時に何科に進む希望がありましたか?
専攻医Y: もともと産婦人科を志望していましたが、多忙なイメージから不安もありました。しかし、実際に研修医としてローテして、「一番興味を持てるし、なんとかやっていける」と感じ、進路を決めました。
司会者: 研修医Mさんは、整形外科と産婦人科で悩んでいましたが、産婦人科に決めた理由や時期は?
研修医M: 最初は整形外科志望でしたが、産婦人科研修で専攻医Y先生の働き方や診療を見て、すごく面白いと感じました。外来も手術も色々な形で患者さんと関われるのが魅力的で、最終的に2年目の5月に産婦人科に決めました。関東労災病院での実体験が、私の進路選択に大きな影響を与えました。
司会者: 入局先を東大にしようと思った理由は?
専攻医Y: 大学病院の教育体制と、東大の関連施設が非常に多く、多様な経験ができるプログラムに魅力を感じたからです。
研修医M: 関東労災病院が東大産婦人科医局の関連であること、そして同期が多くて多様な学びが得られる環境が良いと思いました。
司会者: 入局先を決める時の、病院見学は何ヶ所?
研修医M: 結局、東京大学しか行かなかったです。将来の選択肢として、大学院も選択肢として残したかったので、市中ではなく大学で考えていました。専攻医Y先生のキャリアを見たり、スポーツ関連の興味や、ホームページで色々見て、自分に合っているのは東京大学だなと思いました
「朝から晩まで? 研修医・専攻医の忙しいけど充実した毎日」
司会者: 産婦人科の研修医はどのような業務内容でしたか?
研修医M: 朝はカンファで患者さんの状態を把握し、病棟診察、お産の経過観察、そして手術に入らせていただく、という流れです。産科と婦人科の業務は50:50くらいで経験できました。
司会者: ローテ1回目から2回目の研修で、できることは増えましたか?
研修医M: はい、2回目では自分でお産を取らせていただいたり、帝王切開の執刀も一部経験させていただいたりと、できることが格段に増えました。研修医でも積極的に手技を経験させてくれる環境だと実感しています。
司会者: 当院の産婦人科の専攻医の業務の流れについて教えてください。
専攻医Y: 朝カンファ後、外来や病棟業務、手術の執刀・助手などです。スムーズに進めば定時で帰れることも少なくありませんが、緊急手術やお産の進行具合によっては遅くなることもあります。
「お産から手術まで! バランスの取れた経験が積める当院の強み」
司会者: 関東労災病院で働いてみて、一番やりがいがあるところ、楽しいなと思うところは何ですか?
専攻医Y: 関東労災病院はお産が多く、たくさん関われるのが面白いです。専攻医2年目ですが、手術もたくさん執刀させてもらい、実践的な経験を積めることにやりがいを感じます。
司会者: 大変なところは?
専攻医Y: 初期研修から専攻医への移行期は学ぶことが多く大変でした。また、緊急手術やお産への時間を選ばない対応はやはり大変です。
司会者: 当院の産婦人科の強みは何ですか?
専攻医Y: 悪性腫瘍の診療に力を入れており、お産や婦人科手術も多いため、非常にバランス良く経験を積めます。
研修医M: 先生方が多く、特に専攻医の先生が5人もいらっしゃるので、研修医として質問しやすく、多くの経験をさせてもらえるのがありがたいです。手厚い指導体制は大きな魅力です。
「専門医取得の先へ! 多様な選択肢が広がるキャリアロードマップ」
司会者: 産婦人科医のキャリアパスは?
専攻医Y: 専門医取得後、周産期、悪性腫瘍、良性疾患・不妊治療 (リプロダクション) の3分野に進むことが多いです。専攻医として3年間過ごした後、医師4年目から専門医試験を受けられます。その後、半数程度が大学院に進学し、その後臨床に復帰する、あるいは大学からの派遣で様々な施設を回り経験を積むのが一般的な流れです。
司会者: 今のところ学位についてはどうお考えですか?
専攻医Y: まだ確定はしていませんが、大学院に進んで研究することに興味があります。分野によって臨床研究や基礎研究など幅広く選べます。
研修医M: 私も大学院には興味があるので、スポーツに関連するリプロダクション分野など、自分の興味がある研究に進めればと思っています。
「想像以上に充実できる医師のプライベート」
司会者: 研修医生活において、仕事と私生活のバランスはいかがですか?
研修医M: 想像していたよりずっとバランスが良いです。日中でも少し空いた時間に自分のやりたい勉強ができたりします。手術も自由に見学できます。定時で帰れる日が多く、自分の時間もしっかりとれて、旅行などプライベートも楽しんでいます。
司会者: 産婦人科の専攻医としてはいかがですか?
専攻医Y: 私も、想像以上にバランスの良い生活を送れています。当直回数も週1回程度と多くないです。オンコールに当たっていなければ、基本的に休日に呼ばれたりすることはなく、ゆっくり過ごせています。
司会者: 働き方改革の影響は感じますか?
専攻医Y: 当直の組み方が変わり、頻度が下がったと感じます。当直は週1回となるよううまく調整されているようです。
「産婦人科ならではの働きやすさ」
司会者: ライフイベントについてはどう考えていますか?
専攻医Y: まだ具体的な予定はありませんが、産婦人科は妊娠・出産に理解があり、子育て経験のある先生も多いので、女性医師にとって働きやすい環境だと感じています。
研修医M: 私も未定ですが、大学院に進学して臨床から少し離れる期間があれば、ライフイベントも考えやすいかもしれません。
「これから産婦人科を歩む後輩へ」
司会者: 研修医M先生から専攻医Y先生に、何か質問はありますか?
研修医M: 産婦人科の専攻医になるにあたって、研修医の間にやっておくべきことや、専攻医になりたての勉強法を教えていただきたいです。
専攻医Y: 個人的な持論ですけど、専攻医以降は専門の勉強や経験を積むのは当然になるので、研修医のうちに、専攻医になったら経験できない、いろんな科で勉強するのはおもしろいと思います。麻酔科、小児科、放射線科など、関連する様々な科を経験することが大事です。
研修医M: まさに研修中の選択科を考えていて、病理もいいかなと考えています。
専攻医Y: 病理もすごくいいと思います。私も病理をまわりたかったんですが、取れなかったので。
また、救急外来のファーストタッチなどを通して、救急外来や病棟の急変時に、ある程度自分で何をするかしっかり考えられるようになるのが、初期研修のあいだではすごく大事なことだと思います。婦人科の入院患者さんの中でも内科的な疾患を抱えている人もいるので、そういった勉強をしたり、経験を積むのは初期研修のあいだが一番よいと思います。
司会者: 研修医M先生が産婦人科に進むにあたって不安なことは
研修医M: 絶対忙しい科ではあるので、自分の体力がついていくかは不安です。最初波に乗るまで時間はかかりますか?
専攻医Y: 私も、初めは本当に何もわからない状態で始まって、基礎的なところを習得するまでが結構大変でした。でも1年目はわからなくて当然なので、何でも聞いて教えてもらいながら、できることを増やしていくのが、一つ心がけとして大事なんじゃないかと思っています。
「後悔しない選択を! 見学でチェックすべきポイント」
司会者: 臨床研修病院を選ぶときに大事にした方がよいことは?
専攻医Y: 幅広い科を回れるプログラムであること、そして救急体制が強い病院を選ぶことが重要です。病院見学では、当直時の研修医の裁量や上級医からのフィードバック体制を確認すると良いでしょう。
司会者: 当院の当直体制はいかがですか?
研修医M: 多くの症例を経験でき、上の先生が常駐しているので、非常に学びやすく、自分で考えて診療する機会も多いです。関東労災病院は、安心して実践的な経験を積める環境です。
司会者: 診療科を選ぶときに大事にした方がよいことは?
研修医M: 実際に診療科を回って先生方と話したり、業務を共にする中で、自分が「雰囲気がいいな」と感じる直感を大事にすることです。
専攻医Y: 長く関わることになるので、その診療科にちゃんと興味が持てるか、面白いと思えるかが大事です。
「全員優しく、研修医・専攻医を成長させてくれる」
司会者: 産婦人科を考えている医学生にとって関東労災病院産婦人科研修の魅力は?
研修医M: 専攻医の先生が多いので、研修医として業務がしやすいです。また部長を筆頭に上の先生方がとても気さくで、いろんなことをやらせてくれます。まずは、自分ができることを探して、上の先生方に教えてもらいながらできることがどんどん増えてくるので、ローテの1ヶ月の中でも成長を実感できて、とてもやりがいを感じられた研修ができます。
専攻医Y: 上級医の先生方が本当にすごく優しいです。研修医含め若手の先生にいろいろ経験を積ませようとする姿勢がすごくあります。産婦人科を考えている研修医は2ヶ月まわることが推奨されていて、2ヶ月目で帝王切開や簡単な小手術、お産の立ち会い等いろんなことをやらせてあげたいと上の先生は考えていて、そういった体制ができているので、産婦人科を考えている学生さんはいろんな経験できて、すごく参考になると思います。
司会者: 最後に、医学生に向けてのメッセージをお願いします
研修医M: 関東労災の産婦人科は専攻医の先生が多いという話をしましたが、同じような体制の診療科が多いので、選択科が多い研修プログラムの中で自分の興味のある科を色々まわって、学年の近い先生方のお話をたくさん聞くことができたり、いろんな業務を経験させていただけるので、将来を考えやすい環境だと思います。同期の人数も多いので、様々な希望診療科を持った同期と話すことは、良い刺激になり、勉強にもなります。私自身とても良い研修生活を送っているので、ぜひお待ちしております!
専攻医Y: 私が学生だった頃もそうだったのですが、医学生さんは将来どんな風になっていくのかまだ想像がつかないのではないかと思います。初期研修先選びというのは一大イベントで難しいだろうなと思うんですが、研修先が自分に合うかどうかはすごく大事だと思うので、関東労災含めいろんな施設を見て、色々考えてほしいと思います。研修医になった先にも診療科選びが待っていて、短い数年のあいだにいろんなことを決めないといけないので大変だったなと思うんですが、まずは気軽に考えてもらって、経験してみないとわからないこともたくさんあると思うので、いろいろ経験して、「あ、これいいかもな」と思うものを選んでもらったらいいんじゃないかなと思います。その選択肢の中に、関東労災病院や、産婦人科を考えてもらえたら嬉しいなと思います。
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