
患者さんがより良い薬物治療を安心して受けられるように、薬剤部 39名の薬剤師が24時間体制で努力しております。薬剤部では、入院や外来の患者さんのニーズに応えられるよう様々な業務に全力を尽くしております。お薬についての疑問や不安を感じることがございましたら、どんなことでも誠意をもって対応していきたいと考えております。安心して、お気軽にご相談ください。
関東労災病院薬剤部では、「病院の理念・方針に沿い、医療の担い手として医薬品の適正使用、安全管理を推進し、医療チームの一員として患者さん中心の最善の薬物療法を支援します」 を理念として、また
「医療安全にこころがけ「質の高い医療提供」につとめます」
「医薬品の適正使用を推進し、最新の情報提供につとめます」
「薬剤師としての資質、専門性の向上につとめます」
を三つの基本方針として日々業務を行っています。
ここ十数年で我が国の病院薬剤師の姿は大きく変わりました。関東労災病院においても同じです。薬剤師の職責の一つである「適正な薬物療法の支援」に基づき、調剤室にとどまらず、病棟や外来診察室、手術室、救急体制に至るまで「くすりのあるところに薬剤師」をモットーに、チーム医療の一員として活躍の場を広げています。今後、地域包括ケアの推進と共に、病院を超えて役割はますます広がるでしょう。関東労災病院は、医師・看護師・薬剤師をはじめとする医療スタッフが一丸となり、働く方々や地域の皆様に最善の医療を提供しています。
薬 剤 師: 36名(うち嘱託4名)
薬剤助手: 9名
医薬品SPD: 6名
| 日本病院薬剤師会 | がん薬物療法認定薬剤師 | 5名 | |
| 感染制御専門薬剤師 | 1名 | ||
| 感染制御認定薬剤師 | 1名 | ||
| 日本医療薬学会 | 医療薬学専門薬剤師 | 1名 | |
| 日本臨床腫瘍薬学会 | 外来がん治療専門薬剤師 | 1名 | |
| 日本緩和医療薬学会 | 緩和薬物療法認定薬剤師 | 2名 | |
| 日本化学療法学会 | 抗菌化学療法認定薬剤師 | 3名 | |
| 日本医薬品情報学会 | 医薬品情報専門薬剤師 | 1名 | |
| 日本アンチドーピング機構 | スポーツファーマシスト | 2名 | |
| 日本栄養代謝学会 | NST専門療法士 | 2名 | |
| 日本骨粗鬆症学会 | 骨粗鬆症マネージャー | 1名 | |
| 日本糖尿病療養指導士認定機構 | 日本糖尿病療養指導士 | 1名 | |
| 日本臨床薬理学会 | 認定治験コーディネーター | 2名 | |
| 日本環境感染学会 | 災害時感染制御支援チーム(RM) | 1名 | |
| 日本災害医学会 | 災害医療認定薬剤師 | 2名 | |
| BHELPプロバイダー | 1名 | ||
| 日本麻酔科学会 | 周術期管理チーム薬剤師 | 1名 | |
| 医療安全管理者 | 1名 | ||
| 両立支援コーディネーター | 1名 | ||
| 神奈川県 | 災害対策支援チーム(DMAT) | 1名 | |
| 生涯研修 | 日本病院薬剤師会 | 病院薬学認定薬剤師 | |
| 認定薬剤師研修センター | 認定薬剤師 | 4名 | |
| 実習指導 | 認定薬剤師研修センター | 認定実務実習指導薬剤師 | 5名 |
| 日本病院薬剤師会 | 認定指導薬剤師 | 1名 |
| 日本病院薬剤師会 | がん薬物療法認定薬剤師研修事業 暫定研修施設 |
平成18年より薬学教育6年制が導入され、臨床の薬学介入がより実践的になりつつあります。薬学生には2.5カ月間、病院内で幅広くカリキュラムに沿った指導を行い、様々な処方に触れてもらっています。実際に入院患者さんへ説明をしてもらったり他職種との連携を行ってもらったりするなど、これまで以上に臨床的な後進の育成を積極的に行っていますので、患者さんにおかれましてはご協力お願い申し上げます。


外来の患者さんのお薬は大部分が外の薬局でもらう院外処方ですので、入院されている患者さんのお薬の調剤が中心となっています。処方された飲み薬、塗り薬、注射薬の量や使い方が適切であるかをチェックし、お薬を取り揃えて患者さんにお渡ししています。処方医や病棟担当薬剤師に確認を行い、安全に医療が提供できるよう日々緊張感を持って業務を行っております。


・抗がん剤の調製
がん患者さんの増加に伴い、抗がん剤調製の件数は年々増加しています。抗がん剤は使い方が難しいお薬のひとつであるため、当院では事故防止のためあらかじめ院内の委員会で承認された治療を登録し、登録された治療以外はできない仕組みとなっています。処方された抗がん剤がその患者さんに適しているか、投与方法や投与量は適正かなどを確認し、患者さんごとにファイルを作成し管理しています。 また、副作用軽減のために必要なお薬を主治医に提案し処方していただくこともしています。抗がん剤は全て薬剤部で調製し、3重4重のチェックをしてから患者さんのもとへ届けられます。
・無菌調製
食べることができない患者さんに対して、高カロリーの注射剤を投与する場合があります。栄養豊富な注射剤は細菌が繁殖しやすいため、薬剤部のクリーンルームで調製して患者さんへ届けています。
・製剤業務
医薬品として販売されていないが治療に必要な薬については、薬剤部で調合することもあります。

日中は病棟に常駐して入院から退院までの薬剤管理を行っています。
直接ベッドサイドで入院前に飲んでいたお薬の聞き取りを行うことは勿論のこと、入院中に新しく始まったお薬の説明も行います。
また、適切な薬物治療を患者さんに提供するため処方の確認や医師や看護師などの他職種との連携も欠かせません。
入院中はいつでも薬剤師からのお薬の説明を受けることができます(ご家族にも対応しております)。

各専門領域の薬剤師たちが、他職種と共同して患者さんにあった治療の支援しております。一部ですか、紹介させていただきます。
感染制御チーム(ICT)
医師・看護師・検査技師・薬剤師にて構成されており、院内の耐性菌検出情報に基づき活動を行っています。院内で使用されている手指消毒薬のサーベイランスを行い、週に1回の院内ラウンドでは薬剤師として消毒薬の適正使用や配置薬の管理状況などもチェックしています。
院内の感染制御活動を円滑に行うために感染制御トレーニングコースを設け、標準予防策・経路別予防策・個人防護具の使用などを教育して、薬剤師においては病棟薬剤管理時に活かせるように教育活動も行っています。
抗菌薬適正使用チーム(AST)
感染症における治療効果の向上、副作用防止、耐性菌出現リスクの軽減を目的として抗菌薬適正使用を支援するチームです。
適正使用の確認、医療スタッフからの相談対応、抗菌薬治療のアドバイスなどを行っています。主なメンバーは医師・看護師・臨床検査技師・薬剤師であり、その中で薬剤師は薬の専門家として抗菌薬の投与量や相互作用の確認、抗菌薬選択の補助、効果・副作用のモニタリングなどを行っています。
緩和ケアチーム
がんや心不全の患者さんの身体的・精神的・社会的(金銭・就労に関わる)苦痛などを和らげるため、医師・看護師・心理士・栄養士・理学療法士・MSW(医療ソーシャルワーカー)がチームをつくり活動しています。週1回ミーティングと回診を行ったり、個別に相談に応じたりしています。
薬剤師は、痛みだけでなく呼吸困難感、吐き気、不安など和らげるため、薬の提案を行っています。
診断された時から随時フォローしていますので、相談したいことがありましたら、病院でお声がけください。
栄養サポートチーム(NST)
専属の管理栄養士を含む多職種で週に1回ミーティングを行った後に病棟をラウンドし、介入患者さんの栄養状況について担当看護師と情報交換を行います。必要な栄養素や栄養量、投与経路の選択は患者さんによって異なります。そのため、薬剤使用の側面から患者さんにとってより良い栄養状態を保てるよう取り組んでいます。
摂食嚥下チーム
医師、言語聴覚士、看護師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、事務部門からなり、摂食嚥下機能訓練及び指導を行い、患者さんの生活の質の向上や社会復帰を円滑にすることを目的としています。薬剤師の具体的な役割としては、与薬方法の検討(お薬を内服しやすいよう剤形変更、経管投与における簡易懸濁法など)、味覚障害や嚥下障害の原因になる薬剤の確認などで、その他にも必要に応じ相談応需を行います。また、病棟担当薬剤師とも適宜連携をとり、内服管理や薬剤調整の相談にも乗っています。
災害対策チーム(DMAT)
当院は災害拠点病院に指定されており、大規模地震などの災害時に県下の災害医療の中心して活動することとなっています。DMATの中で薬剤師もチームの一員(神奈川DMAT-L)として活動しています。薬剤師の主な活動内容は災害訓練への参加・指導(院外・院内)、災害備蓄薬の整備などです。当院薬剤部では、災害対策チーム所属以外の薬剤師も積極的に院内災害訓練に参加しており、災害がいつ起こっても対応できるように準備しています。
「くすりの候補」の開発の最終段階において、健康な人や患者さんの協力によって、人での効果と安全性を調べることが必要となってきます。人における試験を一般に「臨床試験」といいますが、「くすりの候補」を用いて国の承認を得るための成績を集める臨床試験は、特に「治験」と呼ばれています。
治験は、定められた実施計画書に従い、厳格な管理の元、患者さんの協力を得てデータの収集を行います。当院では円滑に治験が進むように、常勤の薬剤師が治験責任医師の支援、治験審査委員会の運営や治験薬の管理を行っています。詳しくは治験のページをご覧ください。
当院では、院外処方箋を発行しており、外来患者さんは院外の薬局でお薬をもらいいただくようお願いしております。院外処方箋には検査値を記載することでより適切な薬剤のお渡しができるように調剤薬局と情報の共有を行っておりますのでご了承ください。また、いわゆる先発薬品やジェネリック薬品での調剤に関しては調剤薬局と患者さんとで話あって決められるようにしてありますので、ご希望は調剤薬局でお伝えいただけますようお願いします。
抗がん剤もしくは吸入薬での治療を行っている患者さんにおきましては、調剤薬局と特別な診療支援をおこなっております。
・がん支援連携
注射抗がん剤で治療を行っている一部の患者さんについては、調剤薬局と使用薬剤や副作用の状況を共有し、安全に治療が継続できるように連携しています。
・吸入支援連携
気管支喘息と慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、COPD)は、慢性の呼吸器の病気であり、治療を長期にわたって続けていくことが必要な病気です。気管支喘息と慢性閉塞性肺疾患のおくすりによる治療は、現在、吸入治療が主体となっています。吸入治療の効果を十分に引き出すためには、正しい知識と吸入方法を身につける必要があります。そこで、患者さんが正しい吸入の方法を身につけて、それを継続して頂くことを支援していく目的で、当院では院外の保険調剤薬局と連携した吸入指導を行っており、より質の高い治療を皆さんに受けていただくことができます。
労災病院グループの令和8年度 (2026年度) 薬剤師採用説明会について
労災病院グループ (JOHAS) では薬学生のためのマイナビ就職2027に参加を予定しています。
ご興味がありましたら詳細について下記からご参照ください。
また、別途オンライン合同説明会をも予定していますので併せて下記からご確認ください。
内科系
外科系
その他
交通アクセス
最寄駅
東急東横線・目黒線 元住吉駅 徒歩7分
住所
〒211-8510 神奈川県川崎市中原区木月住吉町1-1
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JR横須賀線 武蔵小杉駅から約10分
JR川崎駅から約30分
JR新川崎駅から約20分
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