新生児医療
産婦人科と連携した院内出生新生児の診療は、関東労災病院小児科の重要な役割となっています。すべての新生児に対して、小児科医師が診察をおこなっています。在胎35週以上かつ推定胎児体重2,000g以上で、新生児集中治療室(NICU)を必要としない状態の新生児にできるかぎり対応します。黄疸、軽症の呼吸障害、低血糖などが主な入院疾患です。当院での対応が困難と考えられる患者さんは、近隣施設のNICUへ新生児搬送し診療をお願いしています。
小児入院診療
急性肺炎や気管支炎、感染性胃腸炎と脱水症、気管支喘息発作、川崎病など、軽症から中等症の疾患に対して入院診療を行っています。未就学児は家族の付き添いが必要で、就学時から付き添いなしのお預かり入院としています。ご紹介のときは事前に電話をお願いいたします。重症例や高度で専門的な診療を要する場合には、周辺の高次医療機関へ紹介転院、診療を継続していきます。
外来診療
外来は午前の一般外来と午後の専門外来の2種類があります。
午前の外来は、紹介状をお持ちでない方も事前の予約がない方も11時までに受け付けしていただければ診療させていただきます。(はじめて受診する場合や1年ぶりに受診する場合、紹介状をお持ちでない患者さんは初診料とは別に保険外併用療養費をご負担いただく必要があります。詳しくは病院ホームページをご覧ください)。より専門的な小児診療が必要な場合などは、ご家族の希望もうかがって、より高度・専門性のある医療機関に紹介することもできます。希望があれば小児科以外の診療科への院内紹介もしています。
午後の外来はすべて予約が必要です。
予防接種外来を毎週月曜日午後におこなっています。1ヶ月健診・乳幼児健診を毎週火曜・金曜午後におこなっています。心臓外来、腎臓外来、内分泌外来については、大学病院や国立成育医療研究センターなどの施設から非常勤医師にきていただいて完全予約制でおこなっています。紹介状があれば電話で予約をとっていただき専門外来に直接受診することも可能です。小児科外来に電話で相談してください。
当直業務、時間外や休日夜間の診療は行っていません。月2回の川崎市小児2次輪番病院を担当しています。
また、臨床研修指定病院のため、小児科研修中の初期研修医も指導医と一緒に診療にあたっています。