一般外来診療は初診、再診ともに原則として月曜日から金曜日までの毎日受け付けていますが、火曜日と木曜日は手術日のため再診の予約を制限しています。一般外来では耳鼻咽喉科疾患全般を扱っております。専門外来として難聴・補聴器外来、平衡機能検査、下咽頭・食道造影検査、頸部腫瘍性病変に対する超音波検査・穿刺吸引細胞診などを行っております。難聴・補聴器外来では成人症例での補聴器のフィッティング、新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査、小児難聴の聴覚管理や教育などを行っております。平衡機能検査では電気眼振計を使用した各種検査を、下咽頭・食道造影検査では嚥下障害や頭頸部腫瘍の症例の精査を行っております。アレルギー性鼻炎に対する下鼻甲介粘膜のレーザー焼灼術、顔面頸部の小手術、頸部リンパ節摘出術などは日帰りで行っております。その他、労災病院の特徴として、騒音性難聴や頭部外傷後のめまい症例の診療や障害等級の認定業務を行っております。一日の平均外来患者数は約100名です。
入院加療を行うのは①耳科・鼻副鼻腔・口腔・咽頭・喉頭の手術患者、②頭頸部腫瘍患者、③上気道の急性感染症、④突発性難聴・顔面神経麻痺の患者などです。①につきましては慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎、鼻中隔彎曲症、慢性副鼻腔炎、慢性扁桃炎、声帯ポリープなどの疾患が対象となります。保存的加療が無効と考えられる症例には積極的に手術を行っております。②につきましては鼻副鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、唾液腺、甲状腺の良性および悪性腫瘍、頸部嚢胞性疾患などが挙げられます。良性疾患では大きさや年齢などを考慮して経過観察することもありますが、原則的には手術による摘出術を行っております。悪性疾患では手術・放射線療法・化学療法を組み合わせた集学的治療を行っております。手術で再建が必要な症例では形成外科と、放射線療法を行う症例では放射線治療部と、残念ながら治療効果が見込めない症例においては緩和ケアサポートチームとの連携を図りながら、よりよい治療をめざしております。③④は外来加療では対応できない症例に対して入院による加療を行っております。緊急入院の対象となる疾患群で、ご紹介には迅速に対応いたします。その他睡眠時無呼吸症候群に対し一泊入院の終夜ポリソムノグラフィーによる検査を行い、適応があればCPAP療法を導入しております。
患者さんの病状にあった治療法を選択し、ご満足いただけるように努めております。
クリニカルパスを導入し、医療の質のさらなる向上と入院期間の短縮を心がけております。
顕微鏡下および内視鏡下中耳手術、内視鏡下鼻副鼻腔手術、頭頸部手術に力を入れております。
部長
杉尾 雄一郎
すぎお ゆういちろう
専門分野 | 中耳手術、聴覚・平衡覚障害の診断と治療 |
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資格 | 日本耳鼻咽喉科学会 専門研修指導医・専門医・ 騒音性難聴担当医・補聴器相談医 日本めまい平衡医学会 めまい相談医 日本職業・災害医学会 労災補償指導医 |
副部長
伊藤 彩子
いとう あやこ
専門分野 | 耳鼻咽喉科学 |
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資格 |
曽 由布
そう ゆふ
専門分野 | 耳鼻咽喉科 一般 |
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資格 | 産業医(産医大) 緩和ケア研修 修了 |
池田 弦大
いけだ いとひろ
専門分野 | |
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資格 |
石井 由希子
いしい ゆきこ
専門分野 | 耳鼻咽喉科 一般 |
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資格 | 日本耳鼻咽喉科学会 専門医・補聴器相談医 |
本間 那奈
ほんま なな
専門分野 | 耳鼻咽喉科 |
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資格 | 日本耳鼻咽喉科学会 専門医 |
名誉院長
調所 廣之
ずしょ ひろゆき
専門分野 | 耳鼻咽喉科、聴覚・嗅覚、災害医学、労働衛生 |
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資格 | 日本耳鼻咽喉科学会 専門医・認定騒音性難聴担当医 日本気管食道科学会 認定医 日本医師会 認定産業医 日本職業・災害医学会 認定労災補償指導医 医学博士 労働衛生コンサルタント |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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新患・再診 | 午前 | 杉尾 | 手術日のため [交替制] |
杉尾 | 杉内 | 杉尾 |
伊藤 | 伊藤 | 本間 | 池田 | |||
曽 | 池田 | 手術日のため [交替制] |
石井 | |||
石井 | 石井 | 曽 |
交通アクセス
最寄駅
武蔵小杉駅 徒歩14分
住所
〒211-8510 神奈川県川崎市中原区木月住吉町1-1
バス
JR横須賀線 武蔵小杉駅から約10分
JR川崎駅から約30分
JR新川崎駅から約20分
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