スポーツ整形外科

当科はスポーツ障害・外傷の治療を目的に1980年に日本で初めてスポーツ整形外科を標榜し、スポーツ障害・外傷の病態解明と治療法の確立を目指しています。その中でも、特に下肢スポーツ傷害における手術治療とリハビリテーションに力を注いでいます。トップレベルスポーツから、学校体育、リクリエーションスポーツまで、幅広いレベルのスポーツ選手による怪我の治療を行っています。また、多種にわたるスポーツ種目の特殊性を理解し、それぞれの競技特性に基づいた治療法を提供しています。また、整形外科的メディカルチェックに基づいた装具・運動療法なども合わせた総合的な治療を行っています。

スポーツ種目は約60種類、スポーツレベルはプロ選手や日本代表選手からリクリエーションスポーツ、小児まで網羅しており、整形外科的スポーツ障害・外傷全般を診療しています。その中で最もスポーツ障害頻度の高い膝関節の治療が中心となっており、特に膝前十字靱帯損傷に対する靱帯再建術、半月損傷に対する鏡視下半月部分切除・半月縫合術、反復性膝蓋骨脱臼の関節形成術等は本邦有数の治療実績を誇っています。また、足疾患としては、アキレス腱断裂の手術と足関節障害、疲労骨折の治療が主な内容です。術後リハビリテーション治療にも力を注いでいます。装具や足底挿板(インソール)を用いたリハビリテーションを処方しスムーズで安心できるスポーツ復帰を目指しています。リハビリテーション治療は病院周囲のスポーツ整形外科クリニックと密に連携をとり、手厚いサポートができるように努めています。
・リハビリテーション科へ

私どもはスポーツ現場への積極的な関わりも大切にしています。チームドクターとして、プロサッカー・実業団アメフト・バレーボールなどのチームスポーツ練習や試合に帯同し、選手のサポートに努めています。また、学会活動や論文作成など、学術的な分野においても情報発信・収集に努め、アップデートされた治療法を提供できるように日々研鑽しております。

• 実績に基づいた安定した復帰時期の設定
• 怪我の機会が多いアスリートに対し復帰可能な手術での、苦痛や羞恥を減らし安心できる治療環境を提供し、保護期間の短縮と早期復帰を目指す。

2024年手術件数: 1204件

内訳

現在、当科での新規ご紹介患者さんの診療は予約制で行っております。

予約センターへの電話予約をお願いします。(044-435-5041)

また、外来診療は大変混雑しております、さらには持ち込み画像データの取り込みに時間を要しますので、予約受付時間と診療開始時間は異なることをご了承ください。時間にゆとりを持って来院いただきますようお願い申しあげます。

ただし、緊急治療が必要な疾患の場合は当日診療可能な場合もありますので、直接電話いただき (044-435-5041) ご相談ください。

診療ガイドライン(PDF)