皮膚にみられる全ての症状を対象に診療していますが特に尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎、帯状疱疹や丹毒などの皮膚感染症、基底細胞癌やボーエン病などの皮膚悪性腫瘍の患者さんの受診が多いです。尋常性乾癬の治療においてはこの14年間、生物学的製剤治療に積極的に取り組み、約600の乾癬患者さんが生物学的製剤で治療を受けています。また最近ではアトピー性皮膚炎のJAK阻害剤内服治療や生物学的製剤治療の患者さんも多数受診されています。
原則は地域の診療所との病診連携に基づく診療であり、当科で診断や治療が終了した患者さんは紹介元に戻っていただくことが多いです。
皮膚悪性腫瘍ではダーモスコピー検査や皮膚組織検査を行い治療方針を決定しています。
帯状疱疹や皮膚良性腫瘍の手術、悪性腫瘍の植皮手術ではクリニカルパスを適用し効率的に短期間の入院で治療成果が出るようにしています。
①尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎
標準的な軟膏療法や光線治療に加えて各種生物学的製剤による治療に取り組んでいます。当科は日本皮膚科学会の指定する乾癬生物学的製剤使用承認施設であり、国内でも3位に入ります。
②皮膚軟部組織感染症、帯状疱疹
勤労者に多い上記疾患では症状の重い方はクリニカルパスに基づく入院治療により1週間程度の短期間で効率的に治療し職場復帰も可能となります。
③皮膚悪性腫瘍
近年、高齢化に伴い基底細胞癌やボーエン病などの皮膚悪性腫瘍の症例も増加傾向です。特に日光のあたる顔面や上肢に多く見られますので気になる皮疹があれば紹介状をもって受診してください。
公的病院として皮膚科全般にわたって正確な診断と適切な治療に取り組んでいます。どの疾患でも病気の状態や治療法を患者さんや家族の方によく理解できるよう、わかりやすく説明したうえで治療します。
特に尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎、そして勤労者の方に多い足白癬・爪白癬の診断・治療にすぐれています。その他、帯状疱疹・接触性皮膚炎・円形脱毛症・ウイルス性のいぼ、蕁麻疹、巻き爪、皮膚腫瘍など皮膚にみられるすべての症状を対象としています。
関東労災病院皮膚科は、日本皮膚科学会の指定する重症乾癬への最新治療とされる乾癬生物学的製剤使用承認施設に平成22年1月4日付けで登録 (全国で600病院、令和6年1月現在) されました。現在、神奈川県内では約50病院が指定されておりますが、川崎市内では関東労災病院など10病院のみです。
手術名称 | 手術件数 |
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皮膚切開術(長径10cm未満) | 27 |
皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 12 |
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) | 2 |
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) | 3 |
全層植皮術(25cm2未満) | 4 |
部長
足立 真
あだち まこと
専門分野 | 乾癬、アトピー性皮膚炎、真菌症 |
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資格 | 日本皮膚科学会 専門医・指導医 臨床研修プログラム 責任者講習修了 |
卒業年 | 1990年 |
須永 亮
すなが りょう
専門分野 | 皮膚科一般 |
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資格 | |
卒業年 | 2009年 |
荒瀬 琴乃
あらせ ことの
専門分野 | 皮膚科一般 |
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資格 | |
卒業年 | 2021年 |
香月 俊吾
かつき しゅんご
専門分野 | 皮膚科一般 |
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資格 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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新患・再診 | 足立 | 足立 | 杉江 | 足立 | 足立 |
須永 | 須永 | 荒瀬 | 須永 | 須永 | |
荒瀬 | 香月 | 須永 | 荒瀬 | 香月 |
内科系
外科系
その他
交通アクセス
最寄駅
東急東横線・目黒線 元住吉駅 徒歩7分
住所
〒211-8510 神奈川県川崎市中原区木月住吉町1-1
バス
JR横須賀線 武蔵小杉駅から約10分
JR川崎駅から約30分
JR新川崎駅から約20分
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